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Tschako/shako 秩序警察 都市防護警察 シャコー帽

  • Neu
  • 1月28日
  • 読了時間: 2分
コカルデは1941年製
コカルデは1941年製
バックルは複製。斜革は戦後他国品。
バックルは複製。斜革は戦後他国品。

革製シャコー帽は、特にNS期のドイツ警察ではアイコニックな存在感を放っている。遠くからでも目を惹く巨大なハーケンクロイツつきアドラー&リースと縦長のコカルデ。チンストラップは下級ランクは革。警察将校になるとさながらヘビのようなジャバラでできた銀色の金属製ストラップになり、警察将官は金色の金属製ストラップが付く。

さらに礼装ともなると馬毛でできた髪飾りをコカルデの上にセットするので、その華麗さが一層際立つ。 ワイマール期のシャコー帽は光沢のある黒革製のものが多かったため、過渡期にはこれにアドラーを取り付けていた。1936年の新型制服(ポリツァイグリュン・8個ボタン)採用時によく見られた組み合わせである。 手に取った印象はとにかく軽い。純粋に警邏活動用で、まちがっても戦闘に適したものではない。軍と同じヘルメットの支給があったため、そちらを被って警察活動に当たっている写真も多い。 WW1後にヴェルサイユ条約で組織規模に制限を受けたドイツ国軍に対し、いわば予備の軍隊の性格を伴っていたドイツ警察は、NS期にさらに人員・装備を拡大させ、WW2では人材を抽出した師団編成まで行うなど現代日本の我々がイメージする「警察」とはかなり異なる組織だった。 それでも警察が警察たる特徴を失っていなかったという点では、このシャコー帽が象徴的な存在である。 1945年5月の敗戦後、廃墟となったベルリン市街でハーケンクロイツのリースを外したシャコー帽を被った警察官が、連合軍や市民の交通整理をしている写真が残っている。 戦後の東西ドイツ警察にもシャコー帽は引き継がれている。 正面左右に大きな虫舐めがあり、まびざしの厚塗りも気になるが、虫食いで地肌が出ている部分が無いためコンディションは良好である。内装も汚れはほとんどない。メーカーのシールも欠けていない。 アドラーを6角ねじで留めているのが気になる。前述の通りこのアドラーを外して使用している時期もあったので、後付けである可能性は否めない。

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